うつ病とアルコール中毒とコンサータ

2017年1月から双極性障害ADHDで会社を休んでいる。

2013年頃から会社でのストレスから酒量が増え、アル中にもなった。地元の精神科に通い診察を受けたところ、「双極性障害」との診断。それ以降、「オランザピン」と不安になった時の頓服として「アルプラゾラム」を処方された。しかし症状はいっこうに回復せず、酒量は増え続け、ついに2014年には急性アルコール性肝炎で緊急入院。γGTPが20000(2000ではありません)を記録し、入院した順天堂大学浦安病院の医師から「生きているのが不思議だ。」と言われた。

肝炎からは奇跡的に復活した。しかし死の淵を覗いても、どうしても酒はやめられなかった。当時通院していた地元の精神科の医師に相談しても、「うちは酒の治療はやらない。酒の治療がしたいならば、アルコール中毒専門の千葉北病院か断酒会に行きなさい。」と冷たい返事だった。

会社を休むようになってから「アルコールを止めないと人生が破たんする。この医者ではダメだ。」と思い立ち、ネットで探した千葉市内の精神科の診察を受ける事にしたのが2017年8月。この医者が偶然にも名医だった。そこでの診断は「軽度のADHD及び双極性障害」だった。

先生の説明では、ADHDは脳内物質のドーパミンが不足している病気で、アルコールを摂取するとドーパミンが脳内に放出されるため過度のアルコール摂取に陥るとのことであった。

この新たな精神科から処方された薬が「コンサータ」である。この薬を飲んだその瞬間から私の人生が変わった。今まで溺れるように飲んでいた酒がピタッと止まったのだ。それどころか、酒を見たり、思い出しただけで気分が悪くなるほどの変わりようである。

それからは薄皮を剥ぐように精神状態と体調が日々回復。今では過去を振り返り「今の先生に出会っていなかったら俺の人生どうなっていただろう。」と今の先生と巡り合わせてくれた神様に感謝している日々である。

終わり。